VDI プラグインの自動更新機能について
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Zoom の VDI ソリューションは、VDI 版 Zoom Meeting クライアントと VDI プラグインの両方の更新を必要に応じて管理できます。 VDI 版 Zoom Meeting クライアントは、標準の Zoom Meeting クライアントが使用するものと同じポリシーを使用して、ソフトウェアの更新を有効にできます。 ポリシーに基づいて VDI プラグインを管理するための、新しいソフトウェアも用意されています。
VDI プラグインの自動更新オプションを有効にすると、ユーザーが以前の VDI プラグインを利用しているか不足している VDI プラグインがある場合に検出され、必要なプラグインのインストールを確認するよう求められます。 デフォルト設定では、VDI 版 Zoom Meeting クライアント(Zoom デスクトップ クライアント)と互換性のある最新バージョンがインストールされます。
この記事では、次の項目について説明します。
VDI プラグインの自動更新を管理するための前提条件
- アカウント オーナーまたは管理者の特権
- お使いのコンピュータまたはデバイスが VDI 自動更新のソフトウェア要件を満たしていること
- Zoom デスクトップ クライアント
注: 一部のポリシーでは最新のプラグイン リリースが必要なため、各ポリシーのリリース要件を確認してください。- Windows: バージョン 5.10.0 以降(基本機能の場合)
- macOS: バージョン 5.12.6 以降
- VDI プラグイン
注: 一部のポリシーでは最新のプラグイン リリースが必要なため、各ポリシーのリリース要件を確認してください。- Windows: バージョン 5.10.0 または互換性のある自動更新パッケージ
- macOS: バージョン 5.12.6 または互換性のある自動更新パッケージ
- Citrix XenDesktop または VMware Horizon サーバーを使用して公開されたデスクトップ、あるいは Windows リモート デスクトップを使用している組織
- Citrix Workspace、VMWare Horizons、AVD クライアント、または Windows リモート デスクトップ クライアント
注: Microsoft Store の Citrix Workspace アプリは、サポート対象外です。
注:
- Windows VDI プラグインの場合、VDI プラグインの自動更新ソフトウェア コンポーネントの DLL ファイルが含まれており、バージョン 5.10.0 以降の VDI プラグインが自動でインストールされます。
- 現在、VDI プラグインの自動更新ソリューションは、Linux 向けに開発されていません。
VDI の自動更新機能の概要
VDI の自動更新機能は、Citrix、VMware、Azure / Windows 365 バーチャル デスクトップにアクセスする在宅勤務のユーザーのために開発されました 。
バージョン 5.10.0 以降、Windows VDI プラグインにより、バーチャル デスクトップにポリシー EnableVDIPluginAutoUpgrade が追加され有効になっている場合に、VDI プラグインを更新できるソフトウェアが追加でインストールされました。 VDI プラグインは、ポリシーが追加されるまでは自動更新されません。 VDI プラグインの更新を管理するソフトウェアは、VDI プラグインを必要とするデバイスにもインストールする必要があります。 このソフトウェアは、VDI プラグインのバージョン 5.10.0 以降をインストールすると自動でインストールされます。 以前のバージョンの VDI プラグインには自動更新機能がありませんが、その他のオプションを使用すれば VDI 自動更新ソフトウェアを追加できます。
より多くのオプションを管理者に提供する VDI プラグイン管理の設定ポリシーもあります。
その他のオプションを使用して VDI 版 Zoom Meeting クライアントを自動更新する
VDI 版 Zoom Meeting クライアントの更新を管理するオプションは、ほかにもあります。 ユーザーは、デスクトップ クライアントの自動更新の頻度や、自動更新機能の最小バージョン、プロンプト バージョン、低速 / 高速更新バージョンを設定できます。
VDI プラグインの自動更新の仕組み
VDI プラグインを管理するソフトウェアは、VDI プラグインとは別のものです。
Windows での自動更新
Windows の場合、ZoomPluginAutoUpdateService.dll というファイルが、VDI 版 Zoom Meeting クライアントとの接続を確立できるアプリケーションとして登録されます。 この追加の接続は、VDI プラグインの更新またはインストールが必要かどうかを判断するために使用されます。 ただし、更新は自動でダウンロードおよびインストールされるわけではありません。 VDI プラグインの管理を有効にするには、追加の設定が必要です。
Mac での自動更新
Mac の場合は、VDI プラグインのバージョン 5.12.6 で、以下の 2 つの追加ファイルがインストールされます。
- libzPluginAutoUpgrade.dylib (VMware 用)
- zPluginAutoUpgrade.plugin(Citrix 用)
どちらのファイルも、/Applications/ZoomVDI.app/Contents/Frameworks/AutoUpgrade にインストールされている ZoomVDI.app バンドルにあります
インストール後のスクリプトは、ユーザーの自動アップグレード プラグインをコピーし、Citrix Viewer および VMware Horizon の読み込みパスへのシンボリック リンクを作成します。
Mac 版 VDI プラグインの自動更新は、Windows での自動更新と同じポリシーに従い、バーチャル デスクトップで自動更新ポリシーを有効にする必要があります。 有効にすると、Mac と Windows の両方の VDI プラグインが必要に応じて更新されるようになります。
不足している、以前の、または互換性のないプラグインを検出する
VDI 版 Zoom Meeting クライアントの VDI 自動更新ソフトウェアへの接続が有効になると、この接続を使用して、不足しているプラグイン、以前のプラグイン、または互換性のないプラグインが検出されるようになります。 ユーザーがバーチャル デスクトップとの接続を切断すると、適切な VDI プラグインがダウンロードおよびインストールされます。
バーチャル チャネルを使用する
VDI プラグインの自動更新ソリューションは、バーチャル デスクトップで実行されている VDI 版 Zoom Meeting クライアントと、バーチャル デスクトップに接続するコンピュータで実行されている VDI 自動更新ソフトウェアの間の「バーチャル チャネル」を使用します。 バーチャル チャネルは、VDI プラグインを介してオーディオとビデオのメディア オフロードを管理するためにも使用されます。 VDI の自動更新もバーチャル チャネルを使用しますが、その用途は VDI プラグインの管理のみです。 自動更新ソフトウェアは VDI プラグインとともにインストールされますが、ソフトウェアを個別にインストールすることも、管理者が自動更新ソフトウェアを単独でプッシュすることも可能です。
VDI プラグインの自動更新機能について理解する
最初に、VDI プラグインを管理するためのポリシーを有効にする必要があります。 VDI 版 Zoom Meeting クライアント間のバーチャル チャネルを使用して接続が確立されると、自動更新ソフトウェア、プラグインの要件、ポリシーによって、ユーザーのコンピュータに何をインストールするかが決定されます。
自動更新によって VDI プラグインが必要であると判断されると、自動更新機能によって、必要な VDI プラグインがダウンロードされ、インストールが開始されます。
注:
- ユーザーは最小限の操作しか行いませんが、インストールには管理者特権が必要です。
- インストール中は、バーチャル デスクトップに接続できません。
- Zoom ではパートナーと協力して 、VDI プラグイン管理ソフトウェアを、ユーザーがアドオン コンポーネントとして有効にできる個別のパッケージとして提供しています。 これにより、従業員がデスクトップに接続するときに Zoom VDI プラグインの自動更新ソリューションが配信されるようになり、従業員一人ひとりがソフトウェアを各自でダウンロードしてインストールする必要がなくなります。
VDI プラグインの自動更新機能の管理方法
VDI 自動更新コンポーネントは、VDI プラグインがインストールされるたびに更新されます。 VDI プラグイン自動更新コンポーネントのすべてのバージョンが、Zoom Meeting クライアントと連携して VDI プラグインのダウンロードとインストールをサポートしますが、各 VDI プラグインに VDI プラグイン自動更新ソフトウェアが含まれています。 VDI プラグインの自動更新ソフトウェアに変更が加えられると、それらの変更は新しい VDI プラグイン リリースの一部として自動的にダウンロードおよびインストールされます。
ソフトウェア要件に従い、VDI 自動更新機能について理解したら、アカウント管理者は次のアクションを実行して VDI 自動更新機能を管理できます。
- VDI 自動更新をバーチャル デスクトップで有効にする
- VDI プラグインのバージョンを管理する
- VDI 自動更新の予想される動作と制限事項を理解する
- ワークステーションで VDI 自動更新コンポーネントをアップデートする
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