サポート対象の VDI ソフトウェア要件

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Zoom VDI クライアントは Windows ベースのオペレーティング システムでのみ動作し、最小サーバー展開要件として Windows Server 2012 以降が必要です。

Windows 7 以降は、Windows RDP 経由で接続されている限り、Azure Virtual Desktop(AVD)プラグインでの VDI メディアのオフロードがサポートされます。 たとえば、クライアントと AVD プラグインがそれぞれの場所にインストールされている場合、ユーザーは RDP を介して VDI 以外のリモート Windows 7 マシンに接続し、Zoom メディアをオフロードできます。

この記事では、次の項目について説明します。

VDI ソフトウェアの最小要件

Zoom VDI サービスと互換性があることが判明している追加のアプリケーションとバージョンを次の表に示します。

VDI サーバー

VDI サーバー 最小バージョン
Citrix Server(DDC) XenDesktop 7.6
VMware Horizon Server Horizon 7

VDI クライアント

VDI クライアント 最小バージョン
Citrix Desktop Agent VDA 7.13 - 2003 または 2009
Citrix Receiver* 4.9 Workspace 2003
VMWare Horizon Client Horizon 4.9
Mac OSX 10.15(VDI 5.7.6 以降)
IGEL 10.0
Ubuntu 14.1
HP ThinPro 7.2
eLux 6.4

: Citrix Workspace Receiver は、Citrix ウェブサイトから取得した公式の Citrix バージョンである必要があり、これは Microsoft Store から取得することはできません。

VDI 機能の制限事項

一部の Zoom 機能は、インフラストラクチャとメディア オフロードの要件に関する技術的な制限事項により、VDI クライアントでは使用できません。

VDI クライアントには、次の制限事項があります。

  • ローカル レコーディング: 大半のシン クライアントにおける書き込みの容量不足、およびローカル レコーディング、共有 / 同期リソース(VDI サーバーなど)に対する Zoom の継続的な書き込みプロセスに起因して、VDI クライアントはクラウド レコーディングのみをサポートします。
  • バーチャル背景: 標準のシン クライアントは、ミーティングでバーチャル背景を使用するためのシステム要件を満たしていない場合があります。 十分な処理能力を備える最適化されたシン クライアントがサポート対象となります。
  • デュアル モニターモード: VDI ハードウェアの処理能力が限られており、デュアル モニターモードに必要な要件がある場合、この機能は現在 VDI ではサポートされていません。
  • 49 名の参加者を含むギャラリー ビュー: Zoom VDI クライアントは、ハードウェアに応じて 6~49 名のビデオ ストリームをサポートします。 最大 49 名のビデオ ストリームのサポートがリリース 5.9.6 で追加されました。 詳細については、VDI クライアントのビデオ ストリーム参加者数を計算する方法についてのサポート記事をご覧ください
  • グループ HD: 大半の VDI クライアントは、ハードウェア処理の制限事項により、720p または 1080p の解像度でグループ HD ビデオを使用できません。ただし、ユーザーが最適化されており、ローカルマシンが最小要件を満たしている場合はグループ HD ビデオを利用できます。
  • 画面のキャプチャ: 画面コンテンツを保存するように設計されたサードパーティ ツールは、ツールが使用されている場所によっては、Zoom ミーティングからコンテンツをキャプチャできない場合があります。 画面共有コンテンツを含むビデオはシン クライアントに表示され、バーチャル デスクトップにあるキャプチャ ツールではビデオ オーバーレイにアクセスできません。
    ミーティング中に画面共有セッション情報を保存するには、セッションをチェックして、注釈機能が有効になっているか確認します。 [注釈] を選択してコントロール ストリップを開き、[保存] ボタンをクリックして表示された画面共有を保存します。
  • ローカル サウンド共有: デフォルトでは、ローカル サウンド共有は 5.9.0 より前のリリースの VDI デバイスでは有効になっていません。 この機能は、EnableShareAudioSound レジストリキーを使用して、旧バージョンのリリースで有効にできます。 この機能は、リリース 5.9.0 以降でデフォルトで有効になっています。
  • 画面共有用にビデオを最適化: VDI クライアントは、サーバーのパフォーマンスを維持するために低フレームレートでの画面共有向けに最適化されており、バーチャル デスクトップから共有する際に途切れ途切れのアニメーション コンテンツが生成される可能性があります。
    ユーザーは、EnableOptimizeForVideo レジストリキーを使用することでビデオを最適化でき、より高いフレームレートで共有できます。 通常利用できるフレームレートは、最大 15 フレーム / 秒です。
  • ピアツーピア接続: プラグインと VDI クライアントの接続が最適化されているため、VDI クライアントは P2P 接続を確立せず、常にクラウドに接続します。

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